ラッチングソレノイド
Latching solenoid
製品紹介
ラッチングソレノイドは、永久磁石を使った自己保持型の直進型ソレノイドです。永久磁石の吸着力を使って保持しますので、省エネルギーです。
回路別に、「双安定ソレノイド」と「単安定ソレノイド」があります。
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直流電力により吸引します。
コイルに通電することにより吸引し、通電を切っても永久磁石の磁力により位置を保持します。
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永久磁石の保持力で保持し続けます。
停電時でも現位置を保持し、ロック機構も不要です。
又、保持電流を必要としないので、コイル温度上昇、発熱等の心配がありません。
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ローコストタイプです。
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特殊用途にも対応いたします。
防水仕様、ラバーやエアダンパーを用いた消音仕様、40N以上の吸引力仕様にも対応可能です。
シリーズ一覧
双安定型直進ソレノイドTSBシリーズ
- コイルの通電により往復運動
- 永久磁石の力により両側位置で無励磁保持が可能
- 位置決め外部ストッパーの設計が不要
用途例
- 金融機器のフラッパー駆動部、光学・医療・分析機器のシャッター駆動部
- 電気錠の開閉駆動部(ロッカーの蓋、自動染色装置の蓋、減菌器の蓋、据置型灰皿の蓋)
- 医療機器のチューブクランプ
シリーズ | 外径(㎜) | 直流抵抗 | 無励磁 保持力 |
吸引力 (参考値) |
ストローク | カート | 資料 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
TSB-0705 | 16×16×35.7 | 10Ω | 3N以上 | 3N | 5mm | ||
TSB-0805 | 20×20×30 | 7.5Ω | 5N以上 | 5N | 5mm | ||
TSB-1005 | 25×25×45 | 20Ω | 15N以上 | 7N | 5mm | ||
TSB-1010 | 25×25×45 | 20Ω | 10N以上 | 5N | 10mm | ||
TSB-LS | 25×25×45 | 5Ω | 2N以上 | 15N | 5mm |
動作原理と駆動方法TSBシリーズ
保持力について
- 2つのコイルとその間に位置する永久磁石で構成され、無通電時には左図点線の向きに永久磁石の磁界が発生することで、両側で位置を保持することができます。
保持力以下の重量物の位置を保持することが可能です。 - 停電時でも現位置を保持し、ロック機構も不要です。
又、保持電流を必要としないので、コイル温度上昇、発熱等の心配がありません。
通電時間を低く抑えられるため、低消費電力です。
動作と駆動回路について
SW1がONの時
上回路図のように通電した場合、A→Bの状態にシャフトが動き、スイッチを戻してもBの状態を保持します。
SW2がONの時
下回路図のように通電した場合、B→Aの状態にシャフトが動き、スイッチを戻してもAの状態を保持します。
注)安定的に動作する為には、R部の外部抵抗が必要です。(保持力を解除する消磁電流を流す必要がある為)
外部抵抗を入れない状態でも動作できるソレノイドもありますが、仕様の吸引力を満たせない可能性がございます。
外部抵抗を入れられない場合はご相談ください。
回路設計例
TSB seriesの回路例(参考)
ラッチングソレノイドを駆動させる為の回路は、お客様が種々の工夫をされておりますが、下記に参考例を示せていただきます。