ステップロータリーソレノイド
Step Rotary Solenoid

製品紹介

タカノステップロータリーソレノイドは、バイスロータリーソレノイドの構造原理を応用し、ローターの永久磁石とヨークの極性数を増やし、多位置制御を可能にしました。 バイスロータリーソレノイドと同じく、ロータの永久磁石とヨークに発生した磁極との反発と吸引によって回転(ステップ)運動しますので高速で多位置の切換えが可能です。


  1. 多位置制御が可能です。

    通電方式により30°ステップにて最大12位置、60°ステップで最大6位置の位置制御ができます。

  2. 外部ストッパ不要です。

    各位置において、無通電時にも永久磁石の保持力でホールドしますので、外部ストッパは不要です。

  3. 高トルクです。

    高トルクですのでダイレクトドライブが可能です。

  4. 無音です。

    外部ストッパ不要ですので、ストップ音がしません。

  5. 長寿命・高信頼設計です。

    位置決め用ストッパは不要で、軸受にボールベアリングを使用しており他に摺動部がありませんので長寿命です。

  6. 絶対位置制御

    絶対位置制御のため脱調の心配がありません。

シリーズ一覧

小型ステップロータリーソレノイドRSS14シリーズ

  • 外径が30角の小型タイプ
  • 位置決め外部ストッパー不要で双方向切り替え可能
  • ストッパーレスで無音駆動&高耐久
  • 絶対位置制御により脱調レス

用途例

  • 医療機器のシャッター駆動部
  • 光源機器無音シャッター駆動部
シリーズ 外径(㎜) 動作角度 無励磁
ホールド力
(N・m)
励磁
ホールド力
(N・m)
資料
RSS14/10-CAB0 30×30×30 30°/60° 0.008 0.02

標準ステップロータリーソレノイドRSS20シリーズ

  • 高出力タイプ
  • 位置決め外部ストッパー不要で双方向切り替え可能
  • ストッパーレスで無音駆動&高耐久
  • 絶対位置制御により脱調レス

用途例

  • 2位置、3位置の切り替え駆動部、自動改札機の切符ゲート振分け駆動部
  • 物流・搬送機、自動改札機の振分け駆動部
シリーズ 外径(㎜) 動作角度 無励磁
ホールド力
(N・m)
励磁
ホールド力
(N・m)
資料
RSS20/20-T008 50×50×43 30°/60° 0.025 0.088

動作原理

多位置制御

30°ステップにて最大12位置、60°ステップで最大6位置の位置制御


  • 4つの永久磁石をもつ可動側のローター部と、固定側の6つのコイルで構成され、コイルの通電方向を変えることで、コイル側のN/Sが切り替わります。
    コイル側のN/Sにローターの永久磁石が反発することで回転運動します。
  • 無通電時にも、永久磁石の力で位置を保持することが可能です。
  • 30°又は60°の角度で高速位置制御が可能で、絶対位置制御のため、脱調がありません。
  • ロータリーソレノイドと異なり、外部ストッパーが不要です。

駆動方法

制御位置と通電方法

制御パターンと結線方法

  • 制御パターン表に記載されたパターンで通電することで、駆動することができます。Aの位置に動かす場合は、赤線に(+)黄線に(-)青線を(開放)にしてください。Aの位置から、赤線は(+)黄線(開放)青線(-)にすることで30°の角度を振ることができます。
  • 60°角度で動かす場合は60°ステップのパターン表を参照ください。